Steamでおすすめの日本語化が待たれる無料ゲーム【Ring of Elysium】レビュー
Steamでは基本無料のゲームを配信している。
例えば、スマホで無料アプリばかりを遊ぶ人は多いと思うが、SteamもクライアントをPCに無料ダウンロードするだけで、実に多くの無料ゲームを遊ぶことができる。
実際にSteamをダウンロードして無料ゲームだけしか遊んでいない人も結構多い。
Steamのトップページには新作、セール作品と並んで
無料ゲームという項目があるぐらいだ。
そんなSteam無料ゲーマーの中で今最も話題になっている「Ring of Elysium」をレビューする。
高クオリティーのバトロワ
もちろん、PUBGと比べ知名度は低いがROEと頭文字を取って呼ばれる機会も多くなった。
パブリッシングのTencent Gamesは収益及び時価総額で世界最大と言っていいゲーム企業であり、フォートナイトを生んだ今何かと話題のEpic Gamesの親会社でもある。
さらに言うなら2018年5月16日に日本でも配信を開始した「PUBG MOBILE」の開発も手掛けている。
いわばバトロワの酸いも甘いも知り尽くしているお金持ち企業が満を持してSteamに早期アクセスで基本無料のRing of Elysiumを配信した。
その事実を考えても低クオリティなわけがない。
(スタート時のマップ画面:任意に降りる場所を決められ降り立つのも一瞬。PUBGと比べよりスピーディーに)
PUBGの最低環境NVIDIA GeForce GTX960に比べこちらはGT730とかなり抑え目。
とはいえ、降り立つとグラフィカルな景色が冒険者を待っている。
とても無料とは思えないクオリティーではないだろうか。
もちろん、総合的にはPUBGの方が上だがSteamをインストールしたばかりの初心者が挑戦する無料バトロワとしては十分の出来になっている。
最後の一人になることが目的ではない
ここが、他のバトロワと大きく差別化している点。
脱出ヘリは時間経過で最終安全地帯に現れ最大4人まで乗ることが出来る。
ソロの場合PUBGでは最後の一人になるため必ず1キルはしなくてはならない。
それに比べて最大4人まで乗ることが出来る勝利条件においては、0キル生き残りというのもありうる話。
それがスクワッドとなるとチーム内の誰か一人でも乗ればいいので最大4チームが優勝ということもありうるという楽しみ方を縦ではなく横に広げた形となっている。
横に広がるバトロワの楽しみとは?
この場合「横に広がる」とは勝利以外に楽しみが設けられているということを意味する。
バトロワで勝利以外に楽しみなんてないだろと思われるかもしれないが、実際これが楽しい。
Ring of Elysiumの横の楽しみ方については以下の通り
・グラップリングフック(立体機動装置)に進撃の巨人「移動」が楽しめる
・バックパックに猫を連れていける萌え要素
・スノボやグライダー、雪山登山も楽しめる
・BMXに乗って綺麗な自然を観光
(カスタマイズが豊富で味気ないプレイアブルキャラに彩りが添えられる)
(BMXでおでかけ「俺今から大学に行ってくる」チャリーン!)
(「ねえねえ見てここ!ガイドブックに載ってた景色と一緒じゃん、テンション上がるわ」)
(グラップリングフックへばりつきお姉さん:実装されてからこういう画のスクショを撮る人が続出中)
(こんな綺麗な場所でさ、殺しあっちゃダメだよ、おいら銃は撃ちたくねえだ、新マップヨーロッパの島より)
縦の展開だけがバトロワじゃないんだよというメッセージを十分に受け取れる内容になっており、ドン勝に必死になるという緊張感を和らげてくれる要素がある。
Ring of elysiumの日本語化について
いくらバトロワブームで勝手が分かっているとはいえ、やはり日本語非対応なのは辛いところだろう。
Steamのページに日本語がないだけで敬遠する人も多く存在するのも事実。
公式対応を待つにも日本人ユーザーが少ない現状では優先順位の下のほうかもしれない。
ただ、コミュニティーは充実しており、Ring of elysiumのガイドをみると
ディスコードサーバーも存在するのでいろいろContactを取ってみるのもいいかもしれない。
無限の可能性を秘めた無料バトロワ
現在の同時接続数が50000を超え、無料ゲームの売上トップ4位につける(2019年1月現在)Ring of elysium。
バトロワとしてはかなり後発組だが、今後多くの可能性を秘めているゲームといえる。
この無料ゲームからSteamの世界に足を踏み入れるのもいいかもしれない。
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