Steamにソニー(SIE)のゲームが移植されるとしたら何が来るのかを予想してみた
自分が毎週土曜日に配信している週間Steam通信最新情報の中で、ソニー(以下SIE)がPlayStation Studiosのパブリッシャーページをオープンしたことを述べましたが、コメントをみるとかなり期待されている方がおられたので改めてブログに書こうと思いました。
因みに「PlayStation Studios」 は、PlayStation 向けに開発された独占タイトルのみで構成されるゲームブランドのことなので、その名前をSteamのパブリッシャーページにあえて使っているということは今後も発売しますという気持ちの表れであるといえます。
SIEの社長兼CEOジム・ライアン氏も「Corporate Report 2020 統合報告書」の中で
「1st PartyタイトルのPCプラットフォーム向けのIP展開を強化することで、さらなる収益の確保を図っていきます」と報告しており、今後はSteamにもSIE産のゲームが登場するのは確実です。
そこで、SIEがパブリッシングしているゲームや今後の展開を予想してみましょう。
改めてラインナップをみてみる
SIEがパブリッシングしているゲームは結構あります。
Wikipediaの力を借りれば以下の通り。
アークザラッドシリーズ 1995年 –
ワイプアウトシリーズ 1995年 –
ポポロクロイス物語シリーズ 1996年 –
Formula Oneシリーズ 1996年 – 2006年
クラッシュ・バンディクーシリーズ 1996年 – 2000年
ワイルドアームズシリーズ 1996年 –
I.Qシリーズ 1997年 – 2006年
みんなのGOLFシリーズ 1997年 –
グランツーリスモシリーズ 1997年 –
XIシリーズ 1998年 – 2006年
やるドラシリーズ 1998年 – 2000年
サルゲッチュシリーズ 1999年 – 2010年
どこでもいっしょシリーズ 1999年 –
ぼくのなつやすみシリーズ 2000年 – 2009年
高機動幻想ガンパレード・マーチ 2000年
ICO 2001年
ジャック×ダクスターシリーズ 2001年 – 2009年
SOCOMシリーズ 2002年 – 2011年
ラチェット&クランクシリーズ 2002年 –
怪盗スライ・クーパーシリーズ 2003年 – 2013年
SIRENシリーズ 2003年 – 2008年
SingStarシリーズ 2004年 –
KILLZONEシリーズ 2005年 –
ワンダと巨像 2005年
ゴッド・オブ・ウォーシリーズ 2005年 –
ローグギャラクシー 2005年
MLB: The Showシリーズ 2006年 –
RESISTANCEシリーズ 2006年 – 2012年
MotorStormシリーズ 2006年 – 2012年
アンチャーテッドシリーズ 2007年 –
勇者のくせになまいきだ。シリーズ 2007年 –
リトルビッグプラネットシリーズ 2008年 –
Demon’s Souls 2009年
inFAMOUSシリーズ 2009年 –
Invizimalsシリーズ 2009年 –
GRAVITY DAZEシリーズ 2012年 – 2017年
SOUL SACRIFICE 2013年
The Last of Us 2013年 –
人喰いの大鷲トリコ 2016年
最近だとGhost of TsushimaもSIE産ですね。
この中でSIEワールドワイドスタジオ傘下のSIEサンタモニカスタジオが開発した『ゴッド・オブ・ウォー』シリーズ
Days Goneを開発したSIEベンドスタジオが開発した『サイフォンフィルター』シリーズ、プレステVitaで発売された『アンチャーテッド 地図なき冒険の始まり』なんかは「PlayStation Studios」 ブランドに入ります。
その他にも ノーティードッグ(カリフォルニア州のサンタモニカ)が開発した主なゲーム
『アンチャーテッド エル・ドラドの秘宝』
『アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団』
『アンチャーテッド 砂漠に眠るアトランティス』
『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』
『The Last of Us』シリーズ
サッカーパンチプロダクションズ(アメリカ)が開発した主なゲーム
『Ghost of Tsushima』
『INFAMOUS』シリーズ
最近買収されSIEワールドワイドスタジオ傘下となったインソムニアックゲームズ(アメリカ)が開発した主なゲーム
『ラチェット&クランク』シリーズ
『RESISTANCE』シリーズ
『Marvel’s Spider-Man』(スパイダーマン)
Horizon Zero Dawnを開発したゲリラゲームズ(オランダ)が開発した主なゲーム
『KILLZONE』シリーズ
現在Horizon Forbidden WestをPS5で開発中。
メディアモレキュール(イギリス)が開発した主なゲーム
『リトルビッグプラネット』シリーズ
『Dreams Universe』
なんかを挙げることができます。アンチャーテッドやKILLZONEはSteamでも配信されそうな気がします。
「PlayStation Studios」 はSIEワールドワイドスタジオ以外の外部のスタジオが作った作品でも一定以上のクオリティがあれば同ブランドを使用することが可能であるとのことなので海外のStudio主導のゲームも入ってきそうですね。
SIEジャパンスタジオの作品はどうか
日本人のSteamerが気になるのは主にここが開発したゲームじゃないでしょうか。
レベルファイブと共同開発された「白騎士物語」シリーズ
人喰いの大鷲トリコ
ブルーポイントゲームと共同開発された「ワンダと巨像 リメイク」
クラップハンズと共同開発された「みんなのGOLF」シリーズ
渋いところではPSPで発売された『銃声とダイヤモンド』(ツェナワークスと共同開発)や『遠隔捜査 -真実への23日間-』、『ロコロコ』あたりも移植しやすいのではと思います。
特にブルーポイントゲーム(アメリカ)との共同開発に絞れば
2011 ICO
2011 ワンダと巨像
2011 メタルギア ソリッド HD エディション
2013 プレイステーション オールスター・バトルロイヤル
2015 アンチャーテッド コレクション
2015 GRAVITY DAZE
2018 ワンダと巨像
2020 Demon’s Souls
ブルーポイントゲームは移植作品を多く手掛けており多くはそのハードに最適化したものなのでSteam版もありそうな気がしますし、面白いのは2014年にタイタンフォールの箱版も手掛けてるんですよね。
今ではタイタンフォールシリーズはEAパブリッシングで発売されていますし、Steamとも親和性が高そうです。
ただSteamをプレーする日本人は少ないのでそもそも収益が見込めなさそうな分野に投資をする意味があるのか問題は常に付きまといますが。
国内で売れたゲームから予想してみる
収益を見込む上で過去の販売実績ほど説得力のあるものはないということで、各ハードで最も売れたSIE産のゲームをピックアップしていきます。
PlayStation対応ゲーム 『グランツーリスモ 』
PlayStation2対応ゲーム 『グランツーリスモ3 A-spec』
PlayStation3対応ゲーム 『グランツーリスモ5プロローグ』
PlayStation4対応ゲーム 『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』
以上の結果に。まあ、予想通りと言うか圧倒的にグランツーリスモシリーズですね。
こうして考えるとまだまだ可能性が高そうなゲームはありそうですし、期待に胸が膨らみます。みんなの期待は以下の動画のコメント欄をチェックしてください。
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