メトロエクソダス(METRO EXODUS)レビュー、プレーした評価と感想

2019年8月19日

小説を題材にしたゲームはSteamにいくつもあります。

例えばウィッチャーシリーズもそうですが、原作がしっかりしているのでストーリーは重厚かつ濃い内容でシングルプレイでも十分に楽しめるという側面もあります。

ロシアの小説家ドミトリー・グルホフスキー氏によるベストセラー『メトロ2033』を題材にしたメトロシリーズも例外ではありません。

このゲームがSteamでリリースされるのは1年後以降になります(Epic GAMESの時限独占配信)が、最新作エクソダスをプレーした感想、評価を書きたいと思います。

ポストアポカリプスだが登場人物はみんな陽気でポジティブ

核戦争後のロシアを題材に、人々がメトロ(地下鉄路線)で生活しているというポストアポカリプス的な世界観なので全体的にダークで暗いという先入観があったが、そうではありませんでした。

もちろん人々はマスクをつけないと地上の世界に出れない状態に絶望しているものの、 ある出来事をきっかけに外の世界を自由に探索できるようになり、
主人公や妻、隊長である妻の父親も含め、誰一人絶望しておらずポジティブなのがプレイしていて実に気持ちがいい点でした。
(地下ではNPCが車輪にハマって動けなくなるバグも発生。)

地上で生活している人も結構いて、教会に住んでいたり、自分のサバイバルの知識を活かして廃墟に一人で生活していたりしています。そんな人々と出会いそして仲間になっていき連帯感が強まっていく。

絶望の中から希望を見出していく人間の強さが、描かれていてかなり心を持って行かれました。

やはりシングルプレイのFPSは物語にどれほど入り込めるかが鍵になるので、そういう意味ではこのメトロエクソダスは没入感のあるゲームといえます。

グラフィックの美しさが冒険心を高める

地上世界の様々な地域をを訪れることになるのですが、特筆すべきはそのグラフィック。

核戦争荒廃後の世界ではあるものの、空の雲の流れや美しい光が差す世界の描写、それには目を見張るものがありました。

やはり探索していく上でグラフィックの美しさは欠かせないひとつのピースですが、メトロエクソダスは細かな部分まで作り込まれており、かなり満足のいく出来になっているのではないかと思います。


(前方の教会では信者たちが暮らし、 一つの集合体を築いていた。そこにいる親子に会いに行くことになるのだが…。)

特に空と水(池)の表現が素晴らしく、海の生き物が水面から上がってくるシーンなんかはかなりリアルです。

ファンタジー要素に少しの違和感

例えば湖には、実際にはいない生き物が生息していたり、ある館の中に入ると ゾンビが襲ってきたりと多少のホラー要素もあります。

核戦争後のロシアの世界と言う誰も見たことのない架空の世界を題材にしているという意味では、得体のしれない獣やゾンビが出てきても「へえ、そうなんだ」で片づけられるかもしれませんが、自分はそこに多少の違和感を感じました。

ゾンビや獣が襲うことで 主人公がピンチに会う。そう考えると人間だけが相手ではなく、ゲーム性を持たせるためには仕方のない演出なのかなと思ったりしました。

シングル専用のFPSが好きな人に是非プレイしてもらいたい

自分はボダラン2 やバイオショックなど、どちらかと言うとマルチよりも一人でじっくり遊べるFPSが好きで、結構 プレイしたりしますが、メトロ エクソダスも、シングル専用のFPSとして没入感の高い物語を楽しむことができるので、是非プレイしてもらいたい。

シングル専用のFPSは、時が経つことで過疎ることもあるマルチFPSと違って、自分がネタバレを見なければいつプレイしても楽しめると思うので、 Steam 版が出たらセールで買うのもいいし、それまで待てない人はEpicGamesで遊べばいいと思います。

ただひとつ言えることは「シングル専用のFPSとしてお勧めできるゲーム」であるということです。

 


PDF