サブノーティカ2(Subnautica: BelowZero)レビュー『楽しいはそのままに、さらにその先へ』

2019年6月22日

サバイバルゲームはレベルデザインが難しいゲームと言えるかもしれません。

一見、自由に見えてどこにどの程度素材を置くか、プレイヤーがこの地点に到達した時はどういう装備になっていて、どういう新しい素材をおけばプレイヤーを満足させることができるかなど、 開発側で考えることはたくさんあると思います。

主人公がどこに降りるかや素材が完全ランダムであれば、プレイヤーは理不尽さを感じるし、ここでこの素材を取ってこうしてください、という開発者の意図が見え見えのサバゲであれば、それもまたプレイヤーが窮屈に感じる かもしれません。

サブノーティカ2と言われるSubnautica: BelowZeroはそのどちらでもない絶妙なゲームバランスを持ったサバゲと言えるでしょう。

最初の40分を無駄にしないために

ここでゲーム開始40分を無駄にしないためにあえてネタバレします。

まずは開始される施設では何も取れないし何もできません、なので開始早々奥の遺跡のような場所に行きましょう。

そこに行くと通ってきた岩が崩れるので、向かって左の崩れた岩を登り 凍った海に戻りましょう。

すると上の画像のように開始時にいた施設が崩れ、氷河が割れます。
(画像は自分が実況した動画の流用で汚くてすみません)

そして海に入りSubnautica: BelowZeroが始まります。

文章にすると簡単に思えるかもしれませんが、現時点でこのゲームは日本語化されておらず(厳密に言えば 前作Subnauticaからの流用の部分は日本語)海に潜れるようになるまで40分かかってしまった。

そして氷の下を潜るとやがてBelowZeroの舞台である 広大な海が目の前に現れます。

そして流氷に囲まれた海洋へ

前作も息を呑むようなグラフィック、特に海の中の表現が美しかったですが、今回は海の上もよく描かれかなり美しい印象を受けました。

氷の上にはペンギン(のような生物)たちが戯れている様子を見ることができ、そのペンギンたちを持つこともできるので同じ画面構成を持ちながら前作サブノーティカとはまた違ったプレーフィールを味わうことができました


(一番最初に出会える生物「ペングイン」(勝手にネーミング)見かけは気持ち悪いがかわいい)

前作と変わらないことと変わったこと


(海を高速で移動できるシーグライド。これを作ると遠出がしやすくなる)

BelowZeroはサブノーティカのDLCとして開発が進められていただけあって、サバイバルゲームとしての基本は前作と変わりがありません。

四つのパラメーター(体力、空腹、水分、酸素)は変わらず魚たちに攻撃されたり高いところから落ちると体力が減りますし、食事と水分に気を使わないと死んでしまいます。

海の中では酸素にも気を使う必要があるでしょう。

序盤はポットの周りで、体力を維持しながらスキャナや酸素ボンベといった道具を作るための素材を探しファブリケースで作成していきます。

一部のアイテムを覗きほとんどがサブノーティカと同じ素材が使用されているために前作をプレイした方なら時短ができると思います。

変わっているところといえば、みたことのない海の生き物や植物が増えたこと。

そして前作より魚の挙動がゆっくりで狩りがしやすくなったこと、 前作よりもポットの周りに必要素材が落ちていることが多く、やりやすくなったのではという印象を受けました。

これは生放送の時にチャットでも触れられている点でした。

特に狩りは水や食料を確保するために大事な作業の一つですから、初心者がSubnauticaの世界に入り込みやすくするために再設計されたのだなと推測しました。

前作は水面に全く障害物がなかったので、上がれば酸素が供給されましたが、今回は流氷が漂っていることで、息継ぎのために上がる時に妨げになるというサバイバル要素も増えています。

上がる地点に気を配る必要があるというのは面白い試みだなと思いました。

行き着いた島でみたものとは?

シーグライドを作って遠出をすると前作同様、探索範囲が広がり無人島に行けるようにもなります。

今回は氷で覆われた島に到着しました。

そこでは見たこともない花が出迎えわくわくさせられます。

サブノーティカは他のサバゲと違ってオブジェクトがハリボテでないので島を探索していても飽きません。

むしろグラフィックの美しさが探索への好奇心を増幅させていると言えます。

前作では無人島の施設や施設の外に落ちている部品をスキャンすることで設計図を得、クラフトできるシステムになっていました。

しかし今回はそれだけでなく、無人施設には最初からファブリケース(素材からアイテムを作るツール)が設置されており拠点にできる点が大きく異なります。

この辺りもシリーズを経験していない初心者に優しい設計と言えるでしょう。

ただ周辺の海には水分にできる魚が取れなかったりするので、 ポットに戻るか無人島に残るかの選択に迫られることになります。

施設内ではコーヒーメーカーで、体温を上げるコーヒーを作ることができます。

デフォルトでこのような施設が備えられているというのは、前作とかぶる部分はできるだけ時短して早く味わってもらおうという開発者の配慮なのかなと思ったりしました。

前作の楽しいが味わえる安心感、そして進化


(地球外生物がスキャン対象なので、図鑑で生態系などをチェックするのが楽しい)

新しい海の生き物や植物を見つけては、スキャンして図鑑に取り入れて生態系を見ることができる収集要素や、BelowZeroで初めて登場する生物もたくさんいることからスキャンが楽しいと言う面白さはそのままです。

ですが今のところ 新しい生物に関しては日本語化されていないのでこれからの進化を楽しみにしたいと思います。

Subnautica: BelowZero

ユーロ
前作をプレイしていた人もそうでない人も楽しめるようなレベルデザインになっていることに安心し、日本人プレーヤーの人口がこれから増えることを期待してレビューを終わります。