Steamの早期アクセス(アーリーアクセス)ゲームとは何か?メリット・デメリットを考える

Steamには早期アクセスと表記されているゲームがあります。

Steamでゲームを購入し始めて間もない頃、「早期アクセス」という言葉に不安を覚えたものです

皆さんの中にもサマーセールで安いゲームを購入する際

「これって購入していいの?」「正式にゲームがローンチされるまで待ったほうが良い?」

と考えられた方がおありかもしれません。

それで今回はSteamにおける早期アクセスゲームのメリット・デメリットを考えたいと思います。




意外に知らない早期アクセスゲームとは何か

この質問に答える際「要するに未完成のゲームのことだろ?」と考える人は少なくありません。

そのように考える人は正式ローンチまで待って購入しようとするかもしれません。それも良いでしょう。

しかし、早期アクセスゲームとして登録されるゲームの中には完成されたゲームも少なくありません。

ここにゲーム開発者とユーザーに多少のずれがあります。

開発者にとって早期アクセスとは完成未完成というよりもユーザーからフィードバックを受けたいかどうかです。

これからユーザーと一緒にゲームを育てたいという気持ちがある開発者は早期アクセスゲームとして登録するでしょう。

逆に正式版としてリリースしたゲームであっても不具合やユーザービリティの低さから評価を下げているゲームもあります。

なので、完成だから正式版、未完成だから早期アクセスという考え方は危険です。

早期アクセスゲームのメリット

価格が安い

早期アクセスゲームは最初から正式版リリースするゲームと比べ価格が抑えられる傾向にあります。

なので、最初から完成度の高いゲームの場合値段以上の体験ができるでしょう。

無料で正式版にアップグレードされる

一部例外を除きほとんどのゲームが正式版をローンチする際、早期アクセス購入者に無料で提供されます。

早期アクセスから倍以上の値段で正式版を売る場合もありますからかなりのお得感があるでしょう。

そこには

「これまでフィードバック、付いてきてくれてありがとう」

という開発者のメッセージが込められているのかもしれません。

正式版では得られない特典がある

もちろん正式版リリース後のお詫びとしてなされることもありますが、ゲーム内通貨やアイテム、スキン等が早期アクセス購入者限定で配られることがあります。

スキンの中には外部サイトで売れるものもあり、正式版リリース後にそれで利益を上げている人もいます。

早期アクセスゲームのデメリット

ゲームにならない、バグが酷い

もちろんあってはいけないことですが、正式版よりも総じてバグや不具合が多いです。

早期アクセスの中でも特に初期段階では意識すべき点です。

完成されないゲームもある

ずっと早期アクセスのまま終わってしまうゲームもあります。

早期アクセスしたもののプレー人数が極端に少ないゲームに起こりがちです。

早期アクセスゲームの探し方

Steamにはユーザータグというユーザーがつけたタグからおすすめのゲームを探しだす機能がありますが、『早期アクセスゲーム』タグだけはSteam側がしっかりと管理しているタグです。

なのでもし早期アクセスゲームを探したいのなら、「早期アクセスゲーム」タグを利用するのが良いでしょう。

特に上の画像にあるようにタイトル直下のおすすめされているゲームから探すのが最適でしょう。

さらに

話題の新作(みんながウィッシュリストに入れているゲームが選ばれる)や売上トップ、プレイされているゲームから探すと良いでしょう。

“当たり”の早期アクセスを見極める

これは難しいことですが、以下の点を押さえることで早期アクセスの中でも当たりのゲームを購入できます。

・更新頻度が高い
明確なゴールがある(ロードマップがある)
・多くの人がプレーしている
・自分の好きなジャンル

この中で特に大事なのは更新頻度でしょう。

開発者はフィードバックを受けたいから早期アクセスしするわけですからここはみておいたほうが良いでしょう。

Steamも更新頻度を非常に重視しており、更新されたことをユーザーに届けやすくするために近々UIが変更される予定です。

早期アクセスの性質上、たくさんの人がプレーして改善点があぶり出されないと開発者はブラッシュアップできません。

なので、4つが複数個当てはまるゲームを一つの指標にできるでしょう。

逆に更新頻度が低く(やる気がない・開発スキルがない)、プレー人数も少なく、明確なロードマップもないゲームは危険です。

早期アクセスで成功したゲームの例

驚かれるかもしれませんが、PUBGも元は早期アクセスゲームでした。

自分は早期アクセス後1週間後ぐらいに買ったのですが降り立つときにパラシュートが開かない、水面を歩ける、回線落ち・ラグが酷かったりとかなりのものでした。

マップは殺風景、グラフィックはいまいちとデメリットを上げればきりがありませんでしたが、昔から更新頻度は高めでユーザーの声を反映するのが早かったと記憶しています。

このように大成功を遂げたゲームも出発は早期アクセスだったことを考えると、決して悪いわけではないと結論付けることができます。

早期アクセスゲームは非表示にできる

中にはSteamストアで早期アクセスゲームを表示させたくない人もいるでしょう。

そういう人のためにSteamでは個人設定で簡単に早期アクセスゲームを非表示にすることができます。

自分のアカウントから個人設定を開き

上段にあるストアコンテンツ個人設定の製品タイプから

早期アクセスタイトルを表示のチェックを外すだけです。

最終的には返金も視野に入れるといい

早期アクセスゲームを購入する時、開発者と一緒にゲームを良くしていこうと一体感が生まれると買ってよかったと思えます。

Steamはコミュニティーが大変充実しており、特に海外のユーザーは

「早期アクセスか、よっしゃ俺が面倒見たる」

的な人も多いので開発者も早期アクセスでゲームをローンチしやすい環境にあるといえます。

恐らく日本人は「様子見」する人が多いと思いますが、始めから早期アクセスに飛び込んでみるのも面白いかもしれません。

それでも不安なら、購入後2週間以内、プレー2時間以内で可能な返金を視野に入れると良いでしょう。

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