Dyson Sphere Program(ダイソンスフィアプログラム)攻略レビュー「かなり評価の高い自動化SFストラテジー」
Dyson Sphere Program(ダイソンスフィアプログラム)が面白い。
このブログのレビューは自分が実際プレー面白いと思ったゲームを書いているのだが久しぶりにいいゲームに出会えたという感じだった。
やはり工業自動化ストラテジー系はハマる
Dyson Sphere Programとは?
配信開始から4日間で20万本以上を売り上げたという工業自動化ストラテジーゲームで、開発のYouthcat Studioはなんと5人体制の小規模なデベロッパーだという。
ゲーム内容は、早期アクセスながら5人で作ったとは思えないほど緻密で壮大なもの。
一つの惑星で工業自動化するだけでなく、星々を輸送船で繫いで壮大なDyson sphere(ダイソン球)を作ることが最終目標となる。
日本語非対応だがこのブログで紹介したCapture2Textを導入していればおおよそ問題ない。
一つの惑星の輸送網を管理していくのにも相当の時間がかかりゲームとして完結してもなんらおかしくないのに、惑星間を繋ぐとなると…公式が「100時間は遊べる」と謳っているだけあって、かなりのボリューム。
そんな時間泥棒ゲームをわずか12,3時間かそこら遊んだだけでレビューを書こうとしていることは大目に見てほしい。
メカに作業をさせるという絶妙なゲームバランス
自動化ストラテジーは序盤で建設の癖を見抜き、中盤で自動化システムを確立、拡大していき、終盤で現システムを再構築し、効率を上げていくという大まかな流れがあるが、このゲームは序盤から初心者でも入っていきやすいシステムになっている。
プレイヤーは作業用メカに乗り込み、工場を建設し、素材を精製し、新たな素材をアンロックし、徐々に街の規模を拡大していくことになる。
メカも基本的には飛行・歩行移動しながら素材を集めることができるが、最終的には新たな素材を生み出す工場を建設し自動化していく必要がある。
自動化や建設はすべてメカが行うことになるが、メカにはバッテリーの概念があり、頻繫に燃料タンクに素材を入れるかバッテリーチャージできるポールの近くで充電しないと極端に移動速度が落ち、建設するためのドローンも飛ばせなくなる。
序盤はひたすら木を切ってメカの燃料にしないといけないが、進むにつれて燃料効率の良い素材を生成できるようになる。
(充電ポールを建設し満タン充電した状態)
ここでおすすめの素材をお伝えしておく。
工場建設のスキルツリーをアンロックして生成できる素材。それは石炭。
序盤では恐らく石炭が生成量も多く、燃料効率も安定し一番重宝するエネルギーになるのではないかと思う。
石炭を自動化できたらしばらく惑星飛行を楽しんでみてはいかがだろうか。
このようにメカに作業をさせることで、工場建設とメカの体力の維持両方に気を遣わなければならないのだが、それが「自動化したからやることなくなった~」とはならない、このゲームの絶妙なバランスということだろう。
まずはキューブを精製するラボのアンロックから
このゲームはキューブを精製できるラボをアンロックする素材を作ることから始まるといえる。
テクノロジーのスキルツリーからアンロックできるパネルをアクティブにすると、画面左上にストックされる。
例えば青キューブを精製できるラボをアンロックするためには回路基板10個とコイル10個が必要でそれぞれは、銅板や鉄板。歯車、ワッシャーなどを加工しないと作成できない。
流れとしては鉱物に採掘機を設置し砕いたものをベルトコンベアで板を加工する工場に流し、板を作ってから組み立て工場でコイルや回路基板を作っていく。
(鉱石を採掘する機械を作成し設置。それをベルトコンベアで工場に運ぶ)
鉱物は惑星に点在しており、採掘位置が決まっているので、マップで位置を確認しながら(簡単なスキルをアンロックすることで見れるようになる)それぞれの鉱物が取れる真ん中ぐらいを工場拠点にすると良い。
鉱石は有限だが、最初は特に気にする必要はない。
つくったものは必ずメカのインベントリに移動させること。そうしないとキューブを精製できるラボをアンロックできない。
工場は素材を規定量作るとストップしてしまうので、作った素材を入れるボックスに流すようにしておくと便利。
アンロックに必要な素材を作り、メカのインベントリに入れていくことがこのゲームの肝になる。
スキルツリーのアンロックは慎重に
このゲームにはテクノロジーのスキルツリーの他に、メカのグレードアップのスキルツリーも存在する。
移動速度を速めたり、高く飛べたり、作業ドローンを増やしたり、燃料の効率化(少ない燃料でたくさん動ける)を図れるようになる。
工場系をアンロックするのか、メカの効率を優先させるのかはプレイヤー次第。おすすめは移動速度とインベントリの容量を増やす2つのスキル。
序盤は狭い範囲の移動になり、燃料も豊富なので飛行移動やドローン、燃料効率化は後回しにして構わない。
逆にテクノロジーのスキルツリーメインでどんどんアンロックしていくほうがいい。特にキューブの精製はスキルツリーのアンロックに必要不可欠でどの色も重要な役割を担う。
最終的には5色のキューブをストックする必要があることを覚えていなければならない。
最初は青キューブだけでアンロックできるものから始め、赤を精製するための研究、青と赤両方が必要なブロックとどんどんアンロックしていけば、自ずとやることは増え「この素材はどうやって作るんだ?」ということに頭を悩ませる必要はなくなる。
キューブの精製には時間がかかるため、スキルツリーのアンロックは慎重に行ってもらいたい。
キューブの精製を自動化し、ボックスに貯め込んでいく
キューブの精製方法が分かればあとは量産するために自動化するだけだが、基本的には精製素材をインプットした工場同士をジョイント素材でつなぐことでOK。
工場同士は近すぎても、遠すぎても、斜めでも繋がらないので最初にその感覚をつかんでおくことが大事。
精製した青キューブはとりあえずボックスに入るようにつないでおけば後はスキルツリーアンロック分だけをメカのインベントリに入れればよい。
(流れているベルトコンベアから素材を直接メカのインベントリに入れることも可能)
インベントリにある素材でしか工場を作成できないため、メカのインベントリは常に一定の空きがあったほうが良い。
常に満タンだと、削除した工場や素材が消失してしまうので注意。先に述べたようにメカのスキルツリーのうち、インベントリ容量を増やすスキルを真っ先にアンロックすると良いのはそのため。
UIが美しく分かりやすい
このゲームは3Dビューで全景と近景の切り替えが非常にスムーズで見やすい。大まかな基地の配置を考える時は全景ビューで、細かなベルトコンベア網を敷くときは近景ビューでストレスなく作業できる。
特に工場で2つの素材を同時精製できるようになるとアウトプットが1つのラインだけだと2つの製品が運ばれることになる。
工場にはジョイントできるコンベアが複数あり、それぞれどの素材を流すかを決められるため一つのラインに一種類の素材が望ましい。
その時に細かい作業が必要になるのだが、拡大作業ができるため非常に便利だ。
また使用電力量がグラフで分かりやすいのもいい。
上のように需要と供給が一目でわかるので過剰に発電所を設置していないかが分かりやすい。
そのUIは電力だけでなく
鉱物の採掘量や、加工した素材にも適用され、慣れればかなり貴重な情報源になる。
早期アクセスでありながら、ここまで完成度の高いUIも珍しいのではないかと思う。
今後が楽しみ
まだまだこのゲームについて伝えたいことはたくさんあるがとりあえずは動画を観てほしい。
スキルツリーの中には「? comingsoon」と記載されている部分もあり、これからに含みが持たされている。
欠点らしい欠点が見当たらないストラテジーの今後が楽しみだ。
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